選びなおせるんだろうか(2)
ACIM的な恋の処方箋
ニコちゃんの件のつづきです。私の倫理的な葛藤をよそに、ニコちゃんは家族に対してどこか開き直ってるとこがあるのか、恋愛感情をストレートに表現してきます。サプライズの花束とか、遠路はるばるおクルマで送迎とか、突然のお姫様待遇なんですけど。。。
いやいやいや、どんな情熱的アプローチだろうと、誰も幸せにならないと最初から分かってるゲームに私が乗っかるわけないでしょ!と、理性が睨みをきかせている一方で、こんな素敵なひと初めて会ったわー、もうどうなってもいいかも。。。と、中毒症状に陥っている自分もいて、数日間はものすごい動揺に翻弄されてました。ダメだ、このままじゃ絶対ダメだ!
。。。というわけで、またもや生き字引のテディさんに音声相談してしまいました(というか泣きついた)。突然降って湧いてきた不倫リスクと恋愛問題をACIM的に捉えるヒントが欲しかったからです。
最近トラブル相談ばっか続いて心苦しいのですが、「今度は恋バナです。。。」と打ち明けたら、テディさんはすぐに察してくれました。肯定も否定もせずに話をぜんぶ聞いてくれて、男性の心理を教えてくれたりもしました。今回もACIMの観点から目が覚めるようなアドバイスをいくつか頂いたので記しておきたいと思います。
①まず、恋愛感情も、怒りや憎悪と全く同じものであると捉える必要がある。ただ、その外観があまりにも甘美であるため学習者にとっては最も手強い課題のひとつである。
②ただし、恋愛が赦しの対象であるからといって、自分の感情を否定したり抑圧したりしてはいけない(甘さも苦しさもきちんと感じた状態で見つめる必要がある)。
③今回の出会いは「特別な関係」から「聖なる関係」に変容させるための貴重な機会になり得る。以前学び損なったレッスンが再び現れたものであり、選びなおすための機会として捉えることもできる。
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ひとつずつ見ていきたいと思います。
まず、①の「恋心でさえも怒りや憎悪と全く同じ」という視点は私には衝撃でした。これについてワプニック博士の「奇跡講座入門」の「第3章 D.特別な関係」でまるまるその問題を扱っているから読んでみてください、と教わって久々に引っ張り出して目を通してみたのです。。。
奇跡講座入門 p99-100
<特別な愛>を認識し、それに対処することがそんなにも難しい理由は、それが、その真の正体とは異なるもののように見えるからです。自分が誰かに対して怒っているときであれば、その事実を自分自身から隠すのは非常に難しいものです。しばらくの間は隠すことはできても、そうした幻想を長続きさせることは実にむずかしく、いずれは自覚してしまいます。ところが、<特別の愛>の場合はそうはいきません。それは常に、その正体とは違ったものに見えます。それは実際、この世界で最も魅力的であると同時に欺瞞的な現象と言えます。それはおおかた、<特別な憎悪>と同じ原則に沿ってはいますが、その形が異なっています。<特別な愛>の基本原則も、自分の罪悪感を他人の中に見ることによってそれを手放そうとする点で、<特別な憎悪>と同じです。したがって、<特別な愛>は本当は、単に、憎悪の上に被せられた薄い偽装のベールにすぎません。
うわー、こんな事書いてあったっけ!さすが博士、一刀両断ですね。。。目が覚めました。。。
※その後「奇跡講座入門」のこのセクションには何度もお世話になったのは言うまでもありません。
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次に、②の「自分の感情を否定してはいけない」に関しては、なかなか苦しいものがありましたが、これについて役立ったのが、先日紹介した「世界のすべては舞台である」(1/11投稿分)という博士動画だったのでした。
「一歩退いて自分を眺める」ことについてのこの講話は、ちょうど感情の渦に巻き込まれいる真っ最中の一番大変なときに何度も思い出して非常に助かりました。(今でも時々やってます)
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最後に③の「選びなおす機会」については思う所がいろいろありました。
今回のニコちゃんとの出会いには、私が過去に噛み付いてきた男性(複数名)のエピソードと共通する特徴が少しずつ含まれているという、不気味な偶然の一致があります。それは接近する順序であったり、趣味や経歴であったり、愛情の表現の仕方であったりといろいろなのですが、ニコちゃんの振る舞いには、どこか私がコースアウト時代に攻撃してきた人々を思い出させるものがありました。
冷静に考えると、もしニコちゃんと2年以上前に出会っていて、もし彼が今と同じような調子で接近してきたら、たぶん恐怖のあまり10倍返しで反撃してた気がしてなりません。そういう意味では、今のところニコちゃんを攻撃していないだけでも少しは進歩したのだろうか。。。(それが進歩かよ…)
まあ、なんの因果もなくこんな面倒な展開になるわけがないので、そもそもの原因が自分にあるのは間違いないと思ってます。なので今回は、今まで蒔きっぱなしになってた種をまとめて刈り取る機会が訪れたと捉えるのが筋でしょうね。。。
でも、うまくやれる自信なんてありません。。。orz
(つづく)
出典:奇跡講座入門 (中央アート出版社)
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