はじめての夢辞典がすごかった件
6/12。
いままで夢の分析にはあまり興味が無かったのですが。。。ちょっとしたきっかけで夢辞典を買ってみたら、思いのほか的中率が高くてびっくりしたので、そのいきさつなどを書いてみます。夢分析に詳しいひとにとっては当たり前かもですが、個人的にはかなり衝撃のツールでした。
ゲイリーの夢のおはなし
そもそもの発端はゲイリー講座(42)でした。こんな趣旨の話がありました↓
「僕はA&Pと出会う少し前から、とても奇妙な夢をたくさん観るようになった。そしてフロイトとユングの夢分析の違いに気づいた。フロイトは夢は個人的な意味を持つと考えたが、ユングは、夢には集合的無意識が共有する原型イメージがあると考えた。僕らは分離しているように見えるが、意識の奥底まで十分に深く入っていけば全ては繋がっているという考えだ。そして少なくともプラトンの時代から夢辞典というものが研究されてきた。
例えば僕がゾウの夢を見たとする。ゾウというのはその原型イメージだ。夢辞典を使えば、ゾウが夢に出てくるということが(普遍的に)どんな意味を持つか分かるんだ。それによるとゾウは幸運の象徴だとされている。」
。。。という話を聞いて目から鱗でした。どちらかというと夢なんて個人的なものだろうと思ってたので、私が見るゾウの夢とインド人が見るゾウの夢は全然違う意味になるだろうと思ってたし。まさか集合的無意識で夢の原型イメージが世界的に共有されているなんて、考えたこともなかった!
ゲイリーの話はさらに続きます:
「夢に出てくる象徴が集合的無意識の原型イメージであるなら、それは予知にも使えるということだ。僕は夢辞典を使うようになって、自分が見た夢からその日がうまくいくかどうか分かるようになった。難しい日だと予め分かっていたら準備しておくことができるしね。
僕はこの夢辞典に載ってる象徴を殆ど覚えてしまったが、もちろんこれは単なる趣味だ。夢分析を偽りの偶像にする必要はない。だがこれを使えば、夢のイメージも世界のイメージも同じ心からくる象徴だと分かってくる。それは心の働きのパズルの1ピースであり、心の力について教えてくれる」
いやーゲイリーが夢分析を趣味にしていたとは知らなかったなー。面白かった〜(゚∀゚)
って平たい感想で終わろうとしたら、翌朝まんまと「不可解で奇妙な夢」を見てしまいまして。。。なにこれ!?なんか象徴的すぎて分からんけど、どういう意味?
そこでゲイリーが「夢辞典はたくさん持ってるけど、やっぱり僕のイチオシはこれ1冊!」と絶賛オススメしていた “The Dreamers Dictionary” のKindle版をポチって、さっそく夢に出てきたイメージについてあれこれ調べてみました。
最初は「ふーん、そういう意味なのかー」程度の認識だったのですが、。。。しばらくして実生活でまさに夢辞典に書かれて通りの展開が降ってきた時は、さすがに度肝をぬかれました。マジか!こんなのも予知夢だったのか!みたいな Σ(゚Д゚lll)
夢の意味と出来事との関連性
もちろん、夢辞典はただの辞典なので、夢全体のストーリー的な解釈はできません。個別のイメージについてポツポツとヒントが分かるだけです。ただ、夢の象徴というのは見た目通りではない事が多く(しばしば正反対の意味になることも)、常識的に考えたら奇想天外な内容の夢でも、夢辞典に照らして考えると意外と筋が通っているもんだと知って驚いたわけです。
そうやって夢の象徴をみていくようになると、夢をみたあとに偶然の一致とは思えない出来事がたくさん起こっていたことに気づきました。参考までにここ最近でみた夢とその後実際に起こったことを並べてみます。
★かなり落差のある滝から何度も落ちたけど無傷だった夢
[夢辞典の解釈]
落下(Fall):自分の内在的な恐れを象徴しており、落差の度合いに応じて状況が後退する。落ちる距離が大きいほど直面する困難も大きい。ただし、落ちても無傷な場合は動揺があるものの一時的で済む。
[その後の出来事]
この夢をみた直後に読書会の存続が危ぶまれる緊急事態が勃発!あわや解散かと懸念してだいぶ動揺したけど、最終的には結果オーライだった。
★急な斜面をよじのぼり、頂上でフライパン料理する夢
[夢辞典の解釈]
登る(Climb):登る対象が山でも丘でも階段でも、地位の向上と豊かさの予報。
料理(Cooking):料理するのが他人であれ自分であれ、最も幸運な夢のひとつ。近い将来の物質的な快適さが約束される。
[その後の出来事]
友達のサポートで行なっていた技術的な作業が成功したことで相手がたいへん喜んでくれ、驚くほど立派なお菓子を贈ってくれた。嬉しい(゚∀゚)
★なぜか非スピの友達に対してコースを布教しようとする夢
[夢辞典の解釈]
布教(Propaganda):他者の意見に影響を与えようとする夢は、自分の評判を貶める遠回しな攻撃に対して、自分が反論を控えることになる前兆。
[その後の出来事]
遠回しにDisられてる事に気づいてしまい、その場で噛みつこうかと思ったけど、空気を読んで黙っていることにした。赦し案件。
。。。という感じで、短い間にだいぶいろいろありました。ちなみに私が夢辞典をみるのは朝イチ(記憶が鮮明だから)なんですが、日中はすっかり忘れて普通に過ごしてます。しかも、何かが事件が起こってわーっとなっても忘れたままで、その翌日くらいになって「あ、そういえば事前にこんな夢みてたな…」と思い出してビックリするような感じです。まあ、単なる偶然かも知れないんですけどね。
それにしても、仕事をしてて目覚ましで無理やり起きてた頃は、夢なんていちいち記憶に残らなかったのに、どういうわけか最近かなりの頻度で鮮明に夢を覚えていることが増えてきました。しかも毎回バラエティに富んでいて、よくこれだけ奇想天外なイメージを心の中に持っているな〜、と感心している今日このごろです。
出典:The Dreamers Dictionary (Souvenir Press)
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