ゲイリー達のオンライン講座(13) 後編
3/12つづき。
シンディのオンライン講座、後半です。今回のQ&Aは個人的に気になる質問が多かったかも。シンディが回答者だったから、ちょっと質問の雰囲気が変わったのかな?
Q&A
今回は全部で15の質問がありましたが、前回タイムアウトで回答できなかった分2つを含めて、合計17のQ&Aとなりました。これ全部シンディ1人でビシバシ答えててカッコよかったです。2つピックアップします:
Q(前回分):どんな関係であっても、一貫した赦しを通じて「聖なる関係」に変容させることが出来るのであれば、なぜコースの進歩した実践者の多くが結果的に離婚したりするんですか?
シンディ:それはよく聞かれる非常に良い質問ですね。まず、シナリオはすでに書かれている、という事を覚えておきましょう。これから起こるべきことは、すでに起こったことだということです。
でも、重要なことは私達の心の内容(content)であって、形態(form)上の出来事や振る舞いではありません。心の中で赦し続けながらも、その関係性に留まり続けるさだめではない場合もあり得ます。その理由としては:
①その時点で互いのレッスンを学び終えたためかもしれない。
②共に過ごすシナリオの期間が短く定まっていたのかもしれない。
そういう意味で、進歩したコース実践者が離婚するということは十分にあり得ます。だけど、赦しは形態(form)のものではなく、内容(content)のものです。大事なのは、その関係を見る時に正しい教師(聖霊)を選んでいたかどうかです。いかなる理由で別れることになろうとも、その関係を赦しながら別々の道を歩む事はできます。
ちなみに、進歩したコース実践者が癌などで召される事があるのも同じ理由です。でも、赦しを通じ正しい心から癌を体験するならば、それはもはや病気ではありません。
Q2:私はこれから、コースの事を何も知らない人とのお付き合いが始まろうとしています。最初は恋愛そのものを見送ろうと思ったけど、やっぱり受け入れることにしました。でも相手(恋人)とシェアできない情報・意図・目的などがあるというのは複雑な気持ちです。何かアドバイスはありますか?
シンディ:そのように感じているのはあなた1人ではありません。似たような状況(霊性の道が異なっている関係)をもつ学習者は大勢います。それが落胆すべき事のように思えて関係を見送ろうと思う傾向があるかも知れませんが、実際はそうした関係から学べるものは途方もなく大きいのです。
思い出してみてください。Jはどのような関係でも常に「恐れではなく愛を選ぶための機会」だと言っています。そこに形態(form)は関係ありません。内容(content)だけが大事なのです。あなたがその相手を赦し、心の中でどう見るかによって、飛躍的な進歩を遂げることができます。
ですから、互いの霊性の道が異なることは全く問題ではありません。それよりも「何の目的のためにその関係を使うか」ということのほうが大事です。この問いを抱き続けるだけでも、あなたの行動は導かれやすくなるでしょう。
「この関係を、個人的な目的ではなく聖霊の目的のために使わせてください」と祈りましょう。そもそも、あなたは何が正解かなど、知る必要すらないのです。
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今回の雑感
Q2の「コースを知らない人との恋愛」というのは、まさに今回のニコちゃん問題にも当てはまっていて、実際のところ私が深入りを躊躇した理由の一部でもありました(まるでシンディに見通されてた気分…)。
シンディは霊性の道が異なることは関係ないと断言してるし、私も理屈の上ではそれが正しいというのは分かります。ただ実際問題として、唯物論者のニコちゃんと話の姿勢が噛み合わなかったことは非常にたくさんありました。そういう形態上の違いを見過ごすのがここでのレッスンなのだと頭では分かりつつも、やっぱり「考え方が違うしなー」などと分離を正当化してしまった事のほうが圧倒的に多かったかも。。。
でもパートナーがいる学習者さんの大半は、霊性の道が異なっているのが普通なのでしょう。それを言ったらコースを筆記したヘレンの夫のルイだって無神論者だったわけですが、「天国から離れて」p241にヘレンとルイについてこうあります:
『彼らはすべてのレベルにおいて異なっていたし、いろいろな面で別個の人生を生きたのだが、お互いに対して完全に献身的であり続けた。』
。。。とうわけで、今回はシンディの話が結構面白かったのでした。次回は日本時間で3/28の予定ですが、ゲイリーが回復して元気な姿で会えますように!
出典:Gary & Cindy Renard Online Classes (講座) / 天国から離れて (中央アート出版社)
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