趣味の合わないプレゼント(2)
つづきです。
さて、この趣味の合わない高価なジャケットをどうするか。まさか捨てるわけにはいかないしなー。でもこんなもん絶対着ないわー、マジ置き場所なくて邪魔だわー、と頑なになっている私に、カミラちゃんが面白い提案をしてきました。
彼女は巷のファッションサイトから数々のオシャレ画像を見せてくれて、
「大丈夫だよ、なかなか悪くない上着だから、トベちゃんの手持ちのユ◯クロ製品と組み合わせて着ても似合うはずだよ。試してみれば?」と。。。
まさかあ、そもそもサイズ合ってないのにどーすんのよ?と思いつつ、スマホでカミラちゃんの指示にあれこれ従って自撮りを送ります。「先生!◯◯色の襟巻きしてみました」「うーん、もうちょい明るい色のがいいかな」「先生!ヒールのある靴履いてみました!」「あ、それはいい感じ♡ あと、合わせるバッグはね。。。」などなど、お互い遠隔地で自撮りを送りあいながら、2人ファッションショー状態。
最終的にカミラちゃんからOKが出たスタイルを自分で見ると、
「うわぁ~、なんかオシャレすぎて自分じゃないみたい。。。」
「だからいいのよ!お洒落って変身でしょ。ラジオさん夫妻が、いつもと違うトベちゃんにになるチャンスをくれたってこと。感謝しなくちゃね」
あっ。。。もしや、カミラちゃんは最初から「トベでも工夫すればこのジャケットは着られる」って知っててアドバイスしてくれてたのか。(゚o゚)
もしかすると、「こんなの私には似合わない!趣味が合わない!」っていうのは「どうせ私はユ◯クロしか相応しくないですよー」という偏ったものの見方に過ぎなかったのかも。カミラちゃんの言う通りにして自撮りした写真をみると、確かにこの格好なら外出しても大丈夫だなと思える感じに仕上がっていました。
しかも面白いことに、カミラちゃんに最初に送った写真ではめっちゃ困った顔してたのに、トライ回数を重ねるごとにだんだん自分の表情が緩んできて、最後の自撮り写真ではいつのまにか笑顔になってたという。あれれー?
気がついたら、最初はありがた迷惑だったジャケットが、たまには着てみてもいいかな?と思えるようになってました。ということはつまり、私の感じ方が変化したんでしょう (モノ自体は変わってないので)。
そして、当初あれほど悶絶していたラジオさん夫妻への葛藤もすっかり消えてました。むしろ、次回これを着ている姿を2人に披露するのが楽しみだったりして。
なんか私、まるで別人になったみたい?
いやー、今回もカミラちゃんに本当に助けられました。ちょっと信じられないけど、結果オーライ。。。ですね!?(*゚∀゚*)
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