ACIMタッチアンドゴー

奇跡講座に復帰してからのあれこれ
20180403, 20210326

ジュディのWeb講座(5):寛大さ

3/8。

A Question & Answer Session

こちらは去年の10/23に配信されたFIPのウェビナーです(当初はZoom配信でしたが現在はYouTubeで視聴可能)。内容はQ&Aで、世界の視聴者からFIPに寄せられた8つくらいの質問について、ジュディとローゼンタール夫妻の3人から回答がありました。今回もやっぱりジュディの話が印象的だったので、2つほどメモしてみます。

A Question & Answer Session
https://youtu.be/wdPuoFB35dE

世界中の人々の数だけ道がある

正直、最初のころジュディの話を聞いたとき、なにやらFIPの人々は何でもアリで大らかだなぁと思ったりもしました( )が、よく考えてみると、これほど権威ある組織でありながら、様々な考えをもつ人々を分け隔てしない姿勢を保っているのはすごいことかも知れません。以下の質問に対するジュディの回答はちょっと目からウロコでした。

Q:コースを学ぶにあたり、FIPの教師だけについていくのが良いのでしょうか?過去2年ほどACIMグループのオンライン講座などに参加しましたが、多くの教師が薄めた教え方をしていると感じました。彼らは、ニューエイジや引き寄せの法則といったものと混ぜて教えています。そこで妥協するべきではないという私の直感は正しいですか?

(0:46) ジュディ:この質問は大好きです。45年間コースを学んできて、私がどれほど寛容な人になったかを思い出させてくれるから(笑)。なにしろ以前の私は、非常に批判的でしたから。
ヘレン、ビル、ケンも同意すると思うけど、コースが出版されたあと、人々はコースを他の教えと混ぜはじめました。ヨガやらリバーシング療法やら…ありとあらゆるものと混ぜたのです。もちろん、そんな彼らが真のコース学習者であるはずがない、と思っていました。
しかしこんにち、有難いことに、長年の実践を経て、私がこのことについてどう感じているかをお伝えしようと思います。

(0:47) コースは「神の教師の特徴(M-4)」について教えていますが、これは(自分の)進歩にとって役立つものです。ならば、「コース+何か」を混ぜて教えている他の教師を見るときはどうでしょう。
たとえ彼らがそのような教え方をしているにしても、基本的には、彼らなりにコースを愛し尊重しているわけです。なので私は「これはレベルの問題なのだ」と思うようになりました。
人はだれでも、その時、その人に準備できた段階のことをするので構わないのです。私がそのこと(希釈した教えを説く教師)を裁く理由はありませんし、そのことに対して防衛的に感じる必要もありません。
実際のところ、それらのことを冷静さと寛大さ(patience and generosity)を持って眺めるほうが、「彼ら全員もまた、一なる神の子に属している」と認識することの助けになります。人々は誰でもみな、彼らにできるベストを尽くしているのですから。

(0:48) ヘレンはコースのタイトルを書き取るとき「声」に尋ねました。なぜ「”A” Course in Miracles」なのか?なぜ「”The” Course in Miracles」じゃないのか?と。(実際、多くの人が The Course in Miraclesと呼ぶのを耳にしますが、それは正しい名称ではありません)
ヘレンが書き取ったのは「”A” Course in Miracles」でした。なぜ “A” なのかについてヘレンに告げられた理由は、このコースが幾千もの形態のひとつ(one of many)だから、というものでした。
いまは、かつてないほど世界中のあらゆる人々が助けを求めています。そして、その一人ひとりの必要性を満たす数だけ、異なる道があるのです。したがって、人々が何を教えようと、何を学ぼうと、それは常に「彼らが求めるものと一致している」ということになります。
それはただ「彼らが純粋な愛に近づくまでの間は、世界を異なる見方で見る」というだけのことです。それのどこが有害だと言えるでしょうか?(笑)

。。。とのことです。
本来であれば、この質問に対するFIPのジュディ達の回答は「もちろんFIPの教師から学ぶべきです!」となってもおかしくないはずでした。おそらく質問者も、そういう回答を期待していたのではないかと思います。
何しろFIPは奇跡講座の版元ですし、世界で最もACIMに関する正統性を主張できる組織なのだから、当然「FIPの教えは世界一ィィーーッ(出典)」と宣言しても誰も文句は言わなかったでしょう。

にもかかわらず、ジュディの回答はあらゆる考えの人々を肯定するような、驚くほど寛大なものでした。無数のなんちゃって版ACIMが出回るアメリカ(詳細)で、コースの教えを希釈して広める人々ですら同胞として見ているのですから、これはもう無敵としか言いようがありません。もはやジュディに喧嘩を売っても勝てる人はいない気がしました。。。

とはいえ、ジュディは最初からこうだった訳ではなく、幾年もの実践を積み重ねるうちにこのような見方へと変化していった事がうかがえます。微笑みながら話すジュディにはもう、正統性にこだわって他者をふるいにかけるような考えは残っていないように感じられました。

それにしても、もし自分がFIPのトップだったら、世界に向かってこんな事を言えるかなぁ?今回のジュディの全的な包容力を目の当たりにして、改めてリスペクトの気持ちが芽生えたように思います。

特別な愛の使いみち

もうひとつは特別な愛に関する質問をピックアップしてみたいと思います。ジュディは、さすがFIPの顔だっただけあって、話の伝え方が上手ですね…。今回、癒された関係がどんなかたちをとるか、という観点からジュディ自身の離婚体験を話してくれました。これならACIMを知らない人にも響くかも知れません。

Q:なぜ私たちは他者と恋におちるのでしょう?その特別な愛は、自分を夢中にさせるものです。なぜ自分にとって、特別な愛を見出すことがこんなにも大事に思えるのでしょうか?また、ソウルメイト(過去生からの縁)というものは存在するのでしょうか?もし時間は幻想で、私たちはひとつで、他者を夢の中に投影しているだけなら、あらゆる人々がソウルメイトということになりませんか?

(1:01) ジュディ:私はもう十分生きました。そして、もうすぐ90歳になる立場から言わせてもらうと、特別な関係、ソウルメイト、ロマンスといったものは、あなたが今どんな状況にいようとも、必ず今よりも良くなれるということです。約束します(笑)。それは必ず良くなれます。

私自身の人生を振り返ってみると、私が45年間もコースに献身したのは、それが(コースに出会ったばかりの)最初の最初から私にとって非常に効果があったからです。私がその効果をはじめて認識したのは、当時の私が抱えていた「私は子どもたちの父親(最初の夫)に対してハッピーではない」という問題についてでした。そして非常にドラマチックな事が起こって、あらゆる人間関係は癒しのためにあるのだと知ることになりました。いかなる関係であっても、それは私たちにとって完璧なメタファーなのです。

(1:02) ある朝、私はバスに座っていて、子どもたちの父親 — つまり前夫が外の歩道をオフィスへと歩いていく様子を眺めていました。当時、私たち2人は実に惨めな離婚を終えたばかりで、私は彼についてひどい事ばかり考えていました。「金輪際、あの人に近づいて親しくするなんてあり得ないわ」と。
ちょうどその時、私はワークブックをやっていて、その日はレッスン92「奇跡は光の中で見え、光と強さはひとつのものである(W-pI.92)」でした。それを読んだ私は突然、バスを止めることにしました。そしてバスから降り、歩いている彼に追いつきました。

(1:03) 彼は私に気づくと「こんなところで何やってるんだよ?」と言いました。私は「あなたが歩いてるのが見えたから、ご一緒しようかなって思ったの」と答えました。そして私たちは、他愛もない会話をしながら歩きました。天気とか、仕事とか、子供たちのこととかをね。たったそれだけの事でしたが、私は彼と一緒に歩けることが嬉しかったのです。ほんのちょっと前まで、彼のことを「死んじゃえばいいのに」とか思ってたのに!

その日、私が仕事を終えて家に戻ると、敏感な私の娘(タム)が興奮したように駆け寄ってきて、「ママ!ママ!ついに終わったのよ!」と言いました。「かわい子ちゃん、何が終わったの?」と尋ねると、タムは「ママが帰ってくるちょっと前にパパから電話があったの。そして私にこう言ったの!『ねえタム、今朝ママがバスを降りてパパと一緒に通勤してくれたんだよ。そしてパパとママはとても気持ちのいい会話をしたんだ。ママは本当に素敵な人だね』って!」
それを聞いたタムは、私たちの癒しが始まっていることを認識したのでした。

思えばその前夫というのは、私がソウルメイトだと思った男性で、私たちは結婚をして…、まあ大変!分かったことといえば「こんな人ソウルメイトじゃないわ!人生で会った中で一番の分からず屋もいいところ!」ということでした。
そして、その彼が、最近亡くなりました。

(1:04) 彼が亡くなる前に、最後に私に言ってくれたのは、
「いとしい人よ、どうか素晴らしい人生を歩んでおくれ」
(Sweetheart, have a wonderful life.)
という一言でした。

それは、癒されました。
私たちの人間関係はすべて、癒されるためにあるのです。

。。。という、ちょっとびっくりなプライベート秘話でした。
ちなみに、若かりし頃のジュディはすごいべっぴんさん(写真)で、聡明で人当たりもよく、大変おモテになったのではないかと思います。ジュディは3回結婚しているので、これは最初の夫ハワードとの結婚が破綻したときの話ですね。

ご覧のとおり、ジュディの話はどちらかというと主観的なものだし、結果についての話がメインというのは賛否両論あるかと思います。
しかし、ジュディの表情豊かな語り口を見ていると、これを理論の俎上に載せること自体がじつに野暮だなぁと思えてくるのでした。おそらくジュディの話の価値は、聞いたひとの心が揺さぶられるような芸術的な伝達力にあるのであって、それを受け止めることのできる人にとっては、どんな理論よりも説得力のあるものになり得るのではないでしょうか。

おひとりさま路線まっしぐらの私でさえこの話にウルウルしてしまったので、実際に似たような状況にいる人とか、パートナーシップで悩んでいる人にとっては、それぞれに感じる所があるかも知れません。
ジュディのように、晩年になるほど幸せな人生を歩んでみたいものです。

コメント

  1. こんにちは!
    ゴールが一つならばどの道を行ってもその人にとって最適なものになる筈、と何だか勇気をもらえたように感じました。
    そのかわり、絶対ブレないゴールを設定しないといけませんが💦
    私の場合、行く道がけもの道ではなく、すでにtobbe さんのような方々が切り拓いていってくれたところを歩かせて貰ってるのが大変ありがたいです。

    • 私も、人それぞれに道があるという話は勇気づけられました。しかも「このやり方じゃないとダメ」などと言わないところがジュディの魅力であるように思います(昔は言ってたのかも知れませんが!?)。とはいえ、みやっちさんのご指摘とおり、放任=自分のゴール設定次第で道草食いたい放題でもあるので、決して甘くはないんですよね。そのへんをうまく導いてくれるのがワプニック博士の領域なのかなと思ったりもします。
      
なお、誤解なきよう申し上げると、私のは落とし穴だらけです(実証中🤣) やっぱり一番頼りになるのは、みやっちさんご自身の愛ある考えが指し示す方向に違いありません✨

  2. マルコによる福音書 9:36-39 38で弟子ヨハネがイエスに。「先生。先生の名を唱えて悪霊を追い出している者を見ましたが、私たちの仲間ではないので、やめさせました。(私たちの仲間になろうとしなかったからです。)」しかし、イエスは。「やめさせることはありません。わたしの名を唱えて、力あるわざを行ないながら、すぐあとで、わたしを悪く言える者はないのです。わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方です。あなたがたがキリストの弟子だからというので、あなたがたに水一杯でも飲ませてくれる人は、決して報いを失うことはありません。これは確かなことです。

    ていうところがあるのです。
    このtobbeさんの記事を読むとこれを思い出しました。

    奇跡講座のイエスさんはこの福音の中のイエスさんとおんなじ人なのかどうかという究極の永遠の謎もありますが、おんなじ人だったら、すでに昔に、生きてこの物質会におったときに、これを言っておられたのでした。

    ”きみたち、僕のそばでおるからといって、特別だとおもわないで、みんなとなかよくしたまえ。ははは。”

    という感じに。福音だとニュアンスが伝わってこないですが、はははとわらって言ったのではないかと思ったりもします。

    • おおお、新約聖書にそんな話があるとは。早速マルコ福音書を読み返してみました!そしたらルカ福音書9:49-50にまで同様の記述があるとのことで、有名な話だったんですね。私はたぶんここを読解できなくてスルーしてたのだと思いますが、Togoさんの説明のお陰で、これはまさに今回のジュディの話ともリンクしていると感じました。もしかすると2000年前本当にこのようなことを言って、周囲を驚かせたのかも知れませんね。なんだか、はははと笑いながら仰っている姿がこちらまで目に浮かぶようでした😄

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