ACIMタッチアンドゴー

奇跡講座に復帰してからのあれこれ
20190901

ベン・ハー(1959年版)の空気感

8/22。

今月あたまのオンライン講座(22)でゲイリーがちらっと言及していた映画「ベン・ハー(1959年版)」が気になってて、ツタヤに借りにいったけど貸出中で入手できず。古い映画だけど、名作と言われるだけあって根強い人気があるんですね。

DVDを取り出してみたら2枚組でした。そうか、大長編と言われる理由はこれか。よし、ガッツリ時間を確保して一気にみよう!と思って観始めたら「あれ?なぜか筋書きを知ってる…」→じつは、大昔に観たことがあったらしい。orz

この映画の原題が「Ben-Hur: A Tale of the Christ」となっている通り、ベン・ハーというユダヤ人男性の波乱の人生を描いたストーリではありますが、その背景でイエス・キリストが強烈な存在感を放っている作品です。それもゲイリーが言ったとおり、一度もイエスの顔が画面に映しだされることはないにも関わらず。確かにこの演出は巧みだなぁと思わずにいられません。

ちなみにストーリーは、コース学習者真っ青の復讐劇だったりします。筋書きの大半を使って剥き出しの自我が徹底的に描かれていることで、却ってイエスの無私な在り方が際立って印象に残るように思います。

もちろん公開当時の1959年にはACIMなんて影も形もないわけですが、これまでに多くの人々がこの映画から何らかのかたちで赦しのメッセージを感じ取ったに違いないだろうなぁと思います。中には、心の重荷が軽くなった人もいるんではないでしょうか。

個人的に新鮮だったのは「当時の空気感」がよく再現されているように思えたことです。日本に暮らしていると、当時のユダヤ人やローマ人が何を思って生きていたか想像もつかないのですが、この映画を見ると双方の立場や暮らしの違いが伝わってきます。

当時はローマ人が支配者で、ユダヤ人が支配される側だったこと。そしてその統治のために、多くの奴隷が生死に関わるほど非人道的な扱いを受けていたこと。一方で、解放奴隷となって自由の身になることのできるチャンスもあった事。あるいはハンセン病の患者が社会的な差別を受けていたことなど、今からは想像もつかないような様々な社会ルールの中で人々が暮らしていたんだなぁ。。。と。

この空気感に浸れる良さを活かして、もうひとつの楽しみ方もあると思ってます。学習者限定プレイではありますが、それは、「もし当時、自分もそこに居たとしたら…」ごっこです (何のプレイだw)。

映画の後半に、イエスの説法を聞くため、群衆が丘に集まるシーンがありますが、もし自分もあの中のひとりだったら…!などと空想するのはなかなか楽しいです。テキストだけ読んで想像するより、ベン・ハーを観ながら想像したほうがリアリティが増すことうけあいです。笑

出典: ベン・ハー (映画)

コメント

  1. ベンハーは何度も見た映画です。イエスの顔が出てくるイエスが主人公のいろんな映画よりも神としてのキリストが表現されてしまっている不思議な映画だなと思います。これの原作の小説は、けっこう分厚いのですが、読んでみると、これまたとてもキリストです。ベンハー氏が登場するまでに、けっこう長いお話があって、映画ではちょい役だったバルサザー以外の2人の博士がいろいろとしゃべってていたりします。三人の博士はとてもまじめな求道者だったのでした。若いチャールトンヘストンは限りなくかっこいいです。

    • togoさん、コメントありがとうございます!ベン・ハーの原作、映画をはるかに超える壮大さだったんですね!…って、言われてはじめて、高校時代にベン・ハーの新潮の文庫本を持ってた記憶がバーンと蘇ってきました!すっかり忘れてたけど、実は読んだことあるかも!自分でもびっくりです!内容もすっかり忘れてますが、古本屋で見かけたらぜひ再読したいと思いました。感謝(≧∀≦)

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