ボランティア滞在記
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ものすごく意味不明な展開で、GW連休の終わりまで労働力と引き換えに草津に滞在できることになったトベ。ティーダさんも「お客で来たのにそのまま働く側に回っちゃう人なんて見たことないよ!ホント助かるわ〜、トベちゃん来てくれて、みんなも大喜びだよ〜」とゲラゲラ笑ってます。
そんなこんなで、毎日ティーダさんの手伝いをしてるうちに、だんだん部屋掃除の要領も分かってきました。慣れないと難しい布団カバー作業だけティーダさんに任せ、それ以外のベッドメイキング、トイレ掃除、浴衣やタオルのセッティング、掃除機がけなどはすべて手伝えるようになりました。沢山の部屋を綺麗にしていく作業は、まるで自分の心のあちこちを掃除してるみたいで、不思議な感覚です。
で、ついに満室御礼のGW後半に突入しまして、いよいよ早朝の厨房の手伝いまでさせて貰うことになりました!ものすごい量の朝食(ちょっとお洒落なコンチネンタル系)を、アツアツのうにち手際よく盛りつける作業とか、戻ってくる食器類を片っ端から洗う作業とか。
いやー部屋の掃除だけでも重労働だと思ってたのに、早朝からこんな厨房作業もやってたなんて、ティーダさん凄すぎだわー!
ホテルの人に言われました。「トベさん、もう清掃も厨房も出来るようになったね。この先、好きなだけ草津に居てくれていいからね!東京の荷物を全部寮に送ったらいいよ。笑」
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ある時、聞いてみたんです。
「ティーダさん、私が手伝ったら、その分早く仕事終わっちゃって、ティーダさんのバイト代が少なくなっちゃうけどいいんですか?」
「そんなのどうでもいいよ。私はさっさと仕事終わらしてのんびりしたい派だからさ。こんな忙しい時に手伝ってくれて、トベちゃんにはホントに感謝してるよ!」
と、そんな感じでティーダさんにもホテルの人にも喜んで貰える日々を送っています。まあ面白半分とはいえ、無給でガッツリ働きますなんていう頭おかしい人は滅多にいないと思うので、そういう意味では遊びながらみんなに喜んで貰えるポジションにいられて良かったなあ、としみじみ思います。
それに、毎日ティーダさんといろんな温泉やグルメを楽しんだりできるし、ディープな草津を知ることができて、なかなか楽しい&ありがたい体験です。ホテルの手伝いで毎日身体を動かしてるので、汗かいてモリモリ食べて元気になってます。さらに、湯治効果の高い草津温泉に毎日好きなだけ浸かっていられるなんて、こんな美味しい話はありません。
ていうか、よく考えたらGW連休ずっと温泉地に滞在するなんて、どう考えてもン十万円コースの大贅沢なのに、私は寮にタダ泊なのでほとんどお金がかからないし。すごいなこの生活!
しかも実家の両親が、娘が帰ってこなくて困っているかというと、全然逆で「ごめんGW中は草津でしばらく手伝いすることになった」と電話したら「良かったじゃな〜い、そっちで楽しんできなさい」と母も喜んでくれたし。(去年から病気で引きこもりがちだったのを心配してたみたいで、遠出して帰ってこない=娘は元気になった、と解釈してくれたっぽい)
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それで思い出したことがあります。
以前、ワプニック博士の講話集の中で、聖霊の声を見分けるポイントは、「それに従った結果、自分だけでなく、関係するすべての人にとって良い結果に導かれるかどうか」って話がありました。
もちろん、外的な出来事を聖霊の声の基準にするのは違うと思うのですが、「この心温まる感じが、私の心のなかの神の愛の象徴なのかな~」と思いながら出来事を楽しむのはアリな気がしました。
草津に来てからワークブックはずっとお休みしてるけど、家にこもって黙々とレッスンを続けるより、こっちの生活のほうがよっぽどACIM的かも知れないなー。
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追記:別件になりますが、草津滞在中に初めてメール頂いた学習者の先輩Aさんと非常に興味深い内容のやりとりをする機会にも恵まれました。まるでそのこと自体が贈り物のようでした。でも、まだ消化出来てないので、然るべき時を待ちたいと思います。ひとまず、そういう嬉しい出来事があったという事だけ日記風にメモ。
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