ゲイリー本の4作目はJesus & Buddha
先日、ゲイリー・レナードの4冊目の本「The Lifetimes When Jesus and Buddha Knew Each Other」が出版されました。
邦訳を待つかどうか悩みましたが、イエスとブッダが共にすごした過去生がテーマということでちょっと興味があり、Kindle版を入手。
ゲイリーの著作は、あくまで「ACIMの周辺にある読み物」ではあるけれど、学習を実践するにあたっての立体的な理解や、モチベーションUPを助けてくれるという意味で、トベはとても頼りにしています。
この4作目も、いままでの3冊の本と同様に、アーテンとパーサとの対話形式は維持されています。(お馴染みのアセンデッド・マスター2人がゲイリーの前に姿を現して、あれこれ教えてくれるというスタイルは同じ)
本作の内容は、世界的に有名すぎる2人の聖人が何度も共に生涯を過ごして切磋琢磨したという切り口で、正直それだけでかなり衝撃的です。当然ながら歴史的な痕跡などなく、実証不可能な話ばかりなので評価は分かれそうですが、真偽にこだわらない人には役立てられると思います。少なくとも私にはとても励みになりました。
個人的に興味深いと思ったのは、登場人物が有名人というだけではなく、時空を超えた壮大なスケールで描かれている点です。
輪廻転生に関わる書籍はたくさん出ていますが、特定の人物(意識体)の転生にだけフォーカスした本は珍しいと思うし、いくつもの異なる人生において、それぞれの成長を時系列的に(リニアな時間が幻想だとしても)分かりやすく紹介してくれる語り口はゲイリー本らしくて好きです。
そんなの信じられないと思う人でも、壮大なファンタジーとして読めば面白いかも。
また、2人が共に過ごしたとされる文化圏が広範囲にまたがる事も興味深いです。彼らの信仰も多岐にわたっており、神道、道教、ヒンズー教、ギリシア哲学…などなど、霊性の探求は文化圏を軽々と超えるんだなあと感じます。
ところでACIMに限って言えば、見るからにキリスト教的な表現が多くて、西欧人にはいいかも知れないけど、日本人には受け入れづらい形態だよなーと思ってました。この本は、そんな思い込みを覆す一冊でもありました。
ACIMが誕生した背後にこれほど多様な文化圏があるということで、ACIMの教えが「決して西欧文化圏だけに向けられたものではない」という感慨が湧いてきて、なんか嬉しかったです。
ちなみに冒頭に出てくる舞台はなんと、大昔の日本です。彼らが日本人だったこともある⁉︎なんて考えるだけで親近感アップしちゃう私は単純すぎでしょうか。。。
ちなみに2人の転生についての話は、この本の前半までです。後半は今までの3冊と同じように、学習者の赦しへの取り組みを一層励ましてくれるような対話となっています。(その後半も興味深い内容でしたが長くなるのでまた今度)
そんなわけでJesus & Buddha本にも満足したトベですが、やっぱり英語の本だと何回も読み返すのに時間かかるので、いつか邦訳が出版されることを心待ちにしています。
出典: The Lifetimes When Jesus And Buddha Knew Each Other (Gary Renard)
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