不安の出どころについて
長く続く食欲不振の正体についてずっと考えています。そもそも始まりは8月中旬の突然の恐怖感でした。ひどい恐怖感はなんとか去ったけれど、その後も食欲のなさだけがずっと残り続けた感じです。まるで自分が餓死しようとしてるみたいだなー、と何度も思いました。
でも、この食欲のなさが魔法のように消えて、正常に戻った瞬間が何度かあったのも事実です。その共通点は、両親が実家に受け入れてくれた時や、仕事を辞める必要はないと上司に言って貰えた時など、涙が出るほどの安心感が与えられた時でした。そんな時は、スーッと不安が消えて一時的に食欲が戻りました。(その心地よさは長続きせず、翌日には消えてしまうのですが)
なので、安心感の有無によって食欲が左右されるということは、食欲不振=不安感が身体の感覚として現れている状態なんだろうなーと感じています。もちろん、何かの病気の症状という可能性もあるけど、それを生み出すのもまた心の状態だと思うので。
その不安感が、何の不安なのかは正直ハッキリしません。でも、死の不安、病の不安、自由を失う不安などが混ざったものである感じはします。その心当たりも、あるような気が。。。
トベはこれまで、自分の特別性にものすごい重点をおいて生きてきました。いつも自分は人と違って特別なんだ、という思いに突き動かされてました。離婚の痛みを乗り越える時でさえ、自分が特別である事を証明しない限り救われないと思って、奇想天外な事に挑戦したりもしました。そして、どういうわけか結果を出し、実績を残すこともできました。(幸福感は、長くは続きませんでしたが。。。)
なので自分の特別性に投資する事には、それなりの見返りもあったわけです。私がどんな危険な事をしても、ものすごい運の良さで常に強力に守られてきた事を思うと、確かにすごい守護が与えられていたと思います。
ところが、今年5月に無邪気に再開したACIMのワークブックで、いつのまにか自分がこれまで最も頼みにしていた特別性を解体しようとしてる。。。という事のヤバさに気づいたのは、本当に最近です。
私は、これまでの人生で自分を守り導いてくれた強力なちからは、何か素敵なものだと信じてました。それがACIMの指し示す方向と矛盾するとは夢にも思ってなかった。だけど、よくよく読んでみると、全一性を指向するACIMの教えは、これまで信じてきた特別性をきっぱり否定しています。
このことが、もしかして、今まで自分を形成していた信念を裏切る形になってしまったのでは?などと思ったりもします。ACIMの教えは、異常なほど特別でありたかったトベの心にとって、脅威だったのでしょうか?
結果的に、これまでの無敵のように思えた保護を失い、かと言ってただちに聖霊にアクセスできるほどの選択力もなく。。。自分の特別性が消えてなくなるかもしれない、という根源的な不安が、癌の発覚や食欲不振という形で身体に現れているのかなあ?などとボンヤリ考えたりもします。
まあ、最善の利益が何なのかまだ分かっている訳ではないので、考えても意味のない事ですけどね。。。
コメント