実家でつかの間の安らぎ
休みの日、なぜか朝から「実家に顔を出して両親を安心させなくちゃ」という気持ちが心から離れませんでした。体調不良でしばらく連絡もしてなかったので心配してるだろうと。しかし、長引く食欲不振で体力ゼロのトベには、たった30分運転して実家に行けるだけの自信がありません。
そこで、朝からものすごい時間をかけて玄米粥やらバナナやらを少しずつ食べて、なんとか倒れない程度の食事が出来たと思えたのがやっと夕方。久々に実家に電話すると、両親はたいそう喜んでくれました。
トベはもともとそんなに両親と仲が良かったわけではないですし、過去にあり得ないような剣幕の喧嘩を何度もしています。父や母のこんな所が苦手だな、と思う事も度々あるのですが、それでもやっぱり両親からは無条件の愛を感じるし、感謝しています。
そこで今回、どうせ行くならACIMの教えを意識して「両親に完璧な聖性を見てみよう、心の中で愛を伝えてみよう」という目的をもっていくことにしました。一方で、両親にいまの食欲不振を知られたくなかったので、すぐに帰るから食事はいらないと伝えて出発。
体力ギリギリでの運転だったので、実家についた時はちょっとヨレヨレでした。
実家ではいつもと変わらない穏やかな時間が流れていて、私は視界にはいる父と母の姿に、ときどき神聖な光を重ねてイメージする練習をしてみたり。。。
(といいつつ、実際には台所を手伝うこともせず、父と一緒にテレビを見て怠惰な時間を過ごしていたのですが)
すると、自分の身体に明らかな変化を感じました。なんと、食欲不振になってから一度も感じたことのない「空腹感」を初めて感じたのです。
母には夕食は要らないと伝えましたが、もしかしたら少しは食べられるかも知れないと思い直し、ごはんを少し分けて貰って一緒に食卓を囲むことにしました。
この日、母は八宝菜と魚の粕漬を焼いてくれたのですが、ほんの少しの白いご飯と一緒に食べたらすごく美味しく感じて、半人前より少ないとはいえ、自分でもびっくりする位食べられました。それも普通のペースで。(日中まで、お粥を1/2膳食べるだけでも1時間かかる有様だったのに。。。)
気がついたらお腹の状態は完全に正常な状態に戻っていて、どこにもキューっとした不快感はありません。しかもすごい幸せな感じ。誰も何もしたわけじゃないのに、ただ実家に戻っただけで、なんか知らないうちに癒されてしまったみたいです。
私は喜びの気分に浸ったまま実家をあとにして、帰路に着きました。家に帰ってからも幸せな気分はずっと続き、おなかも正常で何の不安もなく。。。これって一体どういうことなんだろう??私、癒されちゃったよ?
両親に愛を伝えに行くつもりが、逆にもっとたくさんの愛を貰ってきてしまったみたいです。どうしてこうなったのか、因果関係はさっぱり分かりませんが。。。
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残念ながら、この素晴らしい気分が明日も明後日もずっと続きますように。。。と願いながら眠りについたものの、次の日やっぱり食欲不振に逆戻りしてました。orz
ですよね、世の中そんな甘い話ないですよね。
だけど、たとえつかの間だったとしても、幸福感とともに食欲不振の不快な症状がすべて消え去った体験をした事は確かです。
私には、この一連の流れがまったく不可解なのですが。。。
はやくこの暗いトンネルを抜けたいです。。。
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