両親打ち明けとプチ引越し
まさかの癌の可能性。事態が事態なので、両親に隠すわけにはいきません。しかし、心理的にものすごい抵抗感がありました。いつも私を大切にしてくれている両親をひどく動揺させてしまうに違いないと思うと、ますます実家に行くのが恐ろしくなり。。。
しかし同時に、自分もショックを受けていて、精神的に限界を感じていました。不安感を伴うひどい食欲不振で体重は減る一方だし、これ以上放置したら動けなる所まで行くのは明らかだったので。どんな展開になるか見当もつかないけど、とにかく実家に行って、今まで隠してきた現状を打ち明けるべきだという感覚は強くありました。
実家にて
とはいっても、朝は30分離れた実家まで運転する体力がないので、先週と同じように夕方までかけて、バナナや玄米粥を食べて体調を整えてから出発しました。
そして実家での夕食。私の異常なほどの食べられなさを見て母がおおいに心配しますが、なかなか切り出せないまま時間が過ぎ。。。
結局、夜遅くになってから「実は病院に行って。。。」と切り出しました。2人がどういう反応を示すか怖くて仕方なかったです。
ところが、両親は私にこう言ったのです。
「よくぞ病院に行ってくれた。あなたは昔から病院嫌いだったから心配していた。今晩はうちに泊まりなさい。そしてもう何も心配しなくていいから、明日荷物をもってきて、当面のあいだこっちで暮らしなさい。」
え!明日から実家に移る!?いまの家を出るの?実家から通勤?思いもよらぬ展開に面食らったトベですが、瞬間的に、「そうだ。自分はもう、そうするしかない所まで来てしまったのだ」と感じました。
両親がテキパキと私の部屋を整えてくれるのを手伝う体力もなく、ただ眺めているしか出来なかったのですが、同時に両親の深い愛情を感じて安堵の気持ちに包まれました。(一時的にですが、とつぜん食欲が復活したくらいです)
プチ引っ越し
翌日、いったん自分のクルマで家に戻って、当面の着替えやら、生活に必要なこまごまとしたものをまとめました。台所を綺麗にして、冷蔵庫の中身もあけて。
疲れやすいので、休み休みやってたら、けっこう時間かかっちゃった。。。
ACIM関連の書籍は全部持っていくことにしました:「奇跡講座 上巻(読んでる途中)」「奇跡講座 下巻(ワークブック用)」「奇跡の原理」「赦しのカリキュラム」「神の使者」「不死というあなたの現実」「愛は誰も忘れていない」
夕方になって、両親がクルマで迎えに来てくれました。荷物を積み込んで、実家に向かう道すがら、今の自分にとってこれ以上有難いことがあるだろうか?と考えていました。これも何かのはからいなのでしょうか?
こんな歳になっても両親に甘えている自分。ACIMでいう「特別の関係」にどっぷり浸かって、両親に頼ることにしました。だけど今は、それが良いとか悪いとか判断するのはやめておきます。これから自分にできるのは、これまで幾度となく衝突してきた両親に対して、完璧な愛の存在を重ねて見る練習なのかもしれません。
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