ACIMタッチアンドゴー

奇跡講座に復帰してからのあれこれ
20180521

ACIMで行こう!を読んで

5/13。

ちょっと前にマイティさんの記事で紹介されてた「ACIMで行こう!」というKindle本が面白くて、①も②も一気読みしてしまいました。入院前の忘れないうちにメモ。

ACIMで行こう!①
この本は、そもそもスピに入門するきっかけの所から書いてあるので、当初の著者(多緒さん)のスタンスとその後の変化がよく分かります。スピリチュアル師匠のVさんと出会って、まだ奇跡講座の邦訳が出版されていなかった初期のころに自然に導かれた先がACIMだったという興味深い展開でした。

そして、多緒さんもACIMの学習を開始した直後から家庭内に勃発した問題でとんでもない目に遭っています。災難の内容は私のと全然違うけれども、それまで順風満帆だと思っていた世界がガラガラと崩れ落ちていく過程はとても他人事とは思えませんでした。(ACIM学習開始後にエライ目に遭うケースは珍しくないようなので、もう驚かないけど。。。かなり壮絶な内容でした)

あとすごいのは、Vさんという何でもお見通しのスーパー師匠の存在です。信じがたい困難に直面し戸惑う多緒さんに、落ち着きとユーモアを持って的確なアドバイスを惜しみなく与えるV師匠、すごいな~、私もそんな立派な先生に導かれたいな~と憧れを感じながら読んでました。

でも、よく考えたら著者の多緒さん自身がV師匠の教えを真剣に学び、理解し、実践していたからこそ、こうして本に著すことが出来たわけだから、一番すごいのはやっぱり学習者である多緒さんなんだな~、と。

※読了後、準備も出来ていないのに安易に先生を求める気持が湧いてしまったことをちょっと反省。一人ひとり最適な導きというのは異なるだろうから、私が羨んでも意味ないですね。笑

ACIMで行こう!②
多緒さんの本のありがたいところは、日常で直面する赦しの具体例が沢山あるところです。この2冊目では、介護にまつわるエピソードが豊富で、私もいずれ来る親の介護というテーマにACIM的に向き合うのはどういうことなのかを垣間見る事ができたのは大きかったと思います。

あと、啓示体験について淡々と冷静な視点で綴ってあったのも興味深かったです。その後、多緒さんは自分の意思でいつでも高次の視点にシフトできるようになったそうですが、動揺した時に即座にその視点を使える訳ではない、という事も詳しく書いてあり興味深かったです。心の訓練というのは、啓示の有無に関わらず、ずっと続いて行くものなんでしょうね。

そのうち多緒さんはV師匠の指導だけでなく、自分の内にある聖霊の視点を用いて出来事を俯瞰するようになっていった様子も描かれていて、私もいつかそんな風になれたらいいな~、とちょっと明るい希望をもって読了しました。

***** ***** *****

思ったこととか
全体を通じて印象的だったことは、かなり重いテーマばかりなのに、それを軽快なタッチで展開しているので、楽しく読み進められることでした。その肝となっているのが、V師匠の独特の導き方と、多緒さんの飾らない文章なんだな〜と思います。

関連して興味深かったのが、この本で紹介されている事の多くが、表面的にみるとFACIM、JACIMのアプローチとはだいぶ違っていることです。タロット、数秘術、マインドマップなんかを駆使してるのもビックリだし、V師匠の言葉も聞いたことない言いまわしが多いし。でも、その内容をよくよく吟味すると、ACIMの教えの内容からは少しもブレない妥協のなさが感じられます。

なのでこの本のいいところは、米国発のACIM解説本(ワプニック博士含む)の受け売りが一切ないオリジナリティであるように思いました。同じACIMの教えでも、ここまで多様な表現が可能なんだな〜と。キリスト教文化圏に馴染みの薄い日本人が、自分達の文化に照らした言葉でACIMを表現したらこうなった!みたいな。

また折にふれて読み返してみたいです。

注:「ACIMで行こう!①②」は残念ながらKindle(電子媒体)でしか読めないみたいです。でもスマホかタブレット持ってる人なら無料のKindleアプリを入れてAmazonサイトで購入すれば誰でも読めるので、良かったらぜひ。

※8/14追記:しばらくKindle本でしか読めなかった「ACIMで行こう!」ですが、7月から①のほうが数量限定で増刷されています。ただ、Amazonにはまだ載ってないようです。入手方法など詳しくはTao Houseの記事をどうぞ。 

出典: ACIMで行こう! (牧村多緒) / ACIMで行こう! 2 (牧村多緒)

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